1年次
エフェクター&アンプコース
道具の仕立て
現場を想定したプロになるための基礎技術を学びます。1作目では、ノミ、カンナ、小刀といったギター製作における基礎となる木工道具の使い方を中心に学んでいきます。また、並行して、バンドソー、エコノミーサンダー、ハンディルーター、ボール盤といった機械加工も体験することによって、すべての木工工作用機械に早い段階から慣れていくことができる実習内容が用意されています。機械加工と手作業の両方を学びながら、効率よく作業を組み立てるノウハウを身につけることによって、プロ現場で最も要求される作業スピードを身につけていきます。
4月〜7月 1作目規定作品
エスクワイヤーモデル製作
エスクワイヤーとは、フェンダー社の最も初期のギターで、エレキギターの原点ともいえるモデルです。1ピックアップのシンプルなギターなので、後々の改造素材としても楽しみが広がります。木工・塗装・組込み工程を経て、道具の使い方や楽器製作の基礎を学びます。カラーリングで個性を出して、ピックガードも製作。ピックガードもカラーが選べます。
9月〜1月 エフェクター規定2作品
ユニバーサル基板でファズを、プリント基板でオーバードライブをそれぞれ1作品ずつ製作します。ここでは電子パーツについての知識や金属加工などの初歩を学んでください。取り扱う電圧がアンプに比べはるかに低いので、初心者でも安全に実習に取り組むことができます。
2月〜3月 アンプ規定作品
いよいよ真空管ギターアンプを製作します。アンプ製作は奥が深く、簡単に習得できるものではありませんが、ここでしっかり取り組めば、自力で回路図をもとに真空管アンプの製作ができるレベルに到達できるでしょう。